2016年1月17日日曜日

『富裕層』について考える

富裕層.jpg
※出典 野村総合研究所

このブログでも何度か取り上げている「富裕層」についてです。
富裕層の定義で分かり易いのが、上の「野村総合研究所」の定義でした。
また内藤忍さんのブログでも詳しく解説されています。

【富裕層は毎年増えている】
野村総研の定義では、富裕層とは、株式・生命保険等の純金融資産(負債は差引く。不動産除く)が「1億円~5億円」層を指す。
富裕層(超富裕層含む)は日本に2013年時点で「101万世帯」もいるそうです。
そして富裕層は、年間で世帯数は24.3%増え、彼らの純金融資産総額は28.2%増加しているとのこと。
以前掲載した記事「私がリタイアする理由」でも述べた通り、富裕層は、働かずとも、価値を生まずとも更にどんどん富を増やし、更に情報を囲い込み、権力を持ち、強くなっていきます。
私はこのことに非常に違和感を感じています。

【自分の信念を貫く生き方には、少なくとも富裕層になる必要がある】
一方、私は自分の信念を貫く生き方をする為には、富裕層入りが大前提となることに気付きます。
①個人が自分の信念のままに生きるには、先ず組織的な制約を受けず、経済的・時間的に
 自由な状態を築くことが必要。
②その為には、早期に組織からリタイアする必要がある。
③安定収入がなくなるリタイア後も家族を養う為には、十分な資産を築く必要がある。
 家族5人の私には少なくとも『富裕層』同等の資産が必要になる。
当たり前の論理展開ですが、非常に重要なポイントです。
その為、私も『富裕層入り』を決めました。※現時点は準富裕層です。
その結果、私が嫌悪感を感じる『富裕層』に私自身も入るという自己矛盾が生じてしまいました。

【準富裕層の現在。様々な情報が入るようになる】
これは偶々かもしれませんが、金融資産が5,000万円を超え、所有不動産価値も5,000万円超となっている今、殆ど取引のない銀行や証券会社からの電話やダイレクトメールが多くなりました。
新たな金融商品の案内や、新規公開株の案内の電話等です。
また持ち家の売却や住み替え提案も多く受けます。

今迄、銀行等から提案された商品は、手数料が高く配当率が悪い酷い商品ばかりでした。しかし、最近提案を受ける商品は検討に値するものも増えてきました。
彼らも新たな顧客獲得の為に、エサとなる美味しい商品を私に提案しているのかもしれません。
購入パワーがある富裕層に優先的に廻している美味しい商品のおこぼれが、準富裕層になった私にも廻ってきているのかもしれません。

うまく言えませんが、このような社会の構図に嫌悪感を感じます。その一方、その構図の恩恵を受けようとする自分がいます。
モヤモヤした思いを胸に収めつつ、先ずは富裕層入りを目指します。4年後に達成の見込みです。


0 件のコメント:

コメントを投稿

資産状況 2024年6月末

最近はあまり金額を気にせず必要だと感じた商品やサービスは購入するようになりました。 もちろん最も安価で購入できる方法は調べ尽くします。でもお金よりも、機会・体験・健康を優先するようになりました。例えば、最近は旅行代金が非常に高額ですが、大学生の子供達と家族旅行に行く機会は残り少な...