私もセミリタイアする理由を記載したいと思います。
今思えば、私は世間知らずの青年だったんだと思います。
私は無宗教ですが、常に「誠実に生きていれば必ず報われる。」と信じていました。
そして、この社会は公正で崇高(今あらためて文字にすると滑稽ですが)なシステムの下で調和が保たれていると信じていました。
日本が先の戦争に負けたのは当時の軍の凶行がもたらした因果応報である、そして昭和の日本の復興は、当時の世代のピュアな勤労の賜物だと信じて疑いませんでした。もちろん間違いではありませんし、一部は真理でしょう。
しかし、世の中は、世界はそんな澄み切ってもいないし単純なものではない、ということをつい最近まで知りませんでした。
実は40歳を過ぎた今でも未だ心のどこかで「誠実に生きれば必ず報われる。」と信じています。
今でも誠実に仕事をして、何らかの価値(生産する・サービスを提供する等)を生み出している人こそが尊敬され、豊かな生活を送る権利があると信じたいと思っています。
しかし、皆さんは既に知っている通り、この考えは真実ではありません。
世界レベルで見れば、私利私欲に満ちた先の大戦の勝敗が、現在も世界の既得権益として固定されたままです。各国レベルで見れば、ピケティ理論が示すように、既得権益を持っている人間は、何の価値を生まなくとも雪だるま式に富は増えていく構図が出来あがっています。
そういった構図の中であっても、日本は未だ公平な国だと信じていたいです。
しかし昨今の状況をみると、残念ながらそうではないですよね。
既に子供の頃の教育・経験・生活環境で、追い付けないほど圧倒的な差が出てしまう国だと思います。
私は片田舎で育ちましたが、教育熱心な両親のお陰で十分な教育を受けられました。
それでも上京した際、恐らく私と同程度の能力の人間と比較して、知識や経験で「差」を感じました。
能力は同等です。しかし彼らは東京の利便性を享受して育っており、知識・地縁・人脈・経験等の差は歴然で、私が追いつくのに相当な時間を要しました。
この差に加え、もし十分な教育を受けられていなかったらと思うとぞっとします。
言い尽くされた論点で恐縮ですが、この国は、世界は、生まれ育った環境で既に持つものと持たざる者の格差があり、財産だけでなく教育・知識・経験の機会迄もが持つものが子に『相続』していくのです。個人の努力では到底追い付けない格差。それは非常に優れた者が、運よく授かった優れた子・孫数に資産を相続し続けて、ようやく追い付けるほどの差。そんな格差が普通に存在する。
そして皆さんもご存知ですよね? 富裕層は、僕らがあり付けない有利な投資先を独占していて、その余りだけが僕らに廻ってくる。僕達が一生懸命頭を下げて働く間、富裕層は労働せずとも金が金を稼ぎ、更に知識や経験を積み、最先端の医療を受けて健康的な生活をし、更に強くなっていく。
私が40年間、日本の社会や海外で活動した結果、ようやく理解しました。私は絶え間なく努力し、たまたま強運もあり、客観的には最難関レベルの学歴・職歴・資格を得て、今はそこそこ恵まれたポジションに到達しました。ですが、いろいろなヒエラルキー(敢えてこの言葉を使います)を経験するほどに、社会の歪みがはっきりと見えてきます。持つもの・持たざる者、経営層・労働者、発注者・受注者、上司・部下、教育と職の相続、健康・・・・
そして、理解したことが、
世界は平等ではなく、誠実に努力すれば報われるほどピュアでもない。
それを理解した時、私の価値観は大きく変わりました。
まず私の行動規範であった「勤勉・勤労」という言葉は、もはや熟語として成り立っていないと気付き、愕然としました。
そうなると、社会に対する怒りに似た感情がわき、自分が正しいと思う生き方をすることにしました。
それが現時点の私です。完璧にバランスを取ることは出来ないまでも、公平・誠実な生き方です。
この不器用で損な生き方を貫くには、いろいろな摩擦もあり、あきらめざるを得ない交流も多かったです。また、自分を価値を高め、強くする為に国家資格を取ったり、業務スキルを磨いたりもしました。
お陰で今は自由です。
そして、これから、次の段階に行きたいと思っています。
それは自分が出来る範囲でいいから、不平等の世界で潰れかけている日本の子供達をサポートする生き方です。個人レベルでそんなことしたって、偽善や自己満足にすぎないことも理解しています。
でも、この救いようのない世界に少しでも抗いたいのです。
それには私は、今以上に社会的・経済的に自由で強くならないといけません。
その為に、私はこの「リタイア準備期間」で体制を整え、リタイアします。
妻と子供3人を持つ40代前半のサラリーマンが5年後のリタイアを目指します。その結果はそろそろです。 完全に自己満足な投稿が多いです。 ※尚、本ブログは、ここで紹介した金融商品等を推奨するものではなく、記載内容を保証するものでもないことを予めご了承下さい。
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